仕事柄、平日は常にデジタルなものにつきっきりで、時折狂いそうになる。
 学生時代に比べると字を書く機会は激減し、俗にいうITボケでもある。だから、週末はなるべくデジタルから開放されるよう心がけ、天気の良い日は癒しを求め、圧迫された閉息感のある街から都会のオアシスへ逃げ込む。

 昨日は、ふと思い立ち近所の石神井公園へ行くことにした。
 近くにありすぎて、こんなすばらしいところを忘れていた。

 広場ではバーベキューをして仲間とはしゃぐ若者、ベンチではイチャイチャしている(笑)恋人達、一人何かと闘っているように黙々とジョギングするおじさん、品のある喋り方で挨拶をかわすおば様たち、釣れないとわかっていても糸をたらしタバコをくわえ子供に釣りを説教するオッサン、誰かを想いながら弾いているかのようにせつなく響くバイオリニストの音、そして疲れ果てやつれた形相でトボトボ歩く孤独な一匹狼・・・・・

 ~本は人に教え、自然は人を造る~

 という。

 ♪育ってきた環境が違うから♪すれ違いはしょうがない♪妥協してみたり多くを求めたりするのね♪
 ~セロリ by 山崎まさよし~
 
 自分と違う環境で育ってきた人の感性や思考を受け入れ、自分の故郷に誇りを持ち、少しずつ少しずつギャップを埋めていこう。
 人は、一人になって自分を見つめる時間が必要である。自分以外の誰かといい関係を保っていくためにも、人生を切り開くにもいつも大事な決断する時は旅や公園で一人たたずむ。

 これからも何度でもまたここを訪れたい。いやいや癒しがほしいのねん。

 そして、今日もまた画面とにらめっこ。ふぅ~