天下の銀座のママはこう言うのだそうだ。
「デキる男は心に響くアドバイスをくれる」
売れっ子のF子ちゃんの彼氏は、お金も力もあまり無い、平凡なビジネスマンです。どこが良くて付き合っているのかなぁ~、とちょっと不思議に思っていたら、「何でも相談できる人なの。化粧の仕方から、食事のエチケットまで事細かく優しく教えてくれるのよ」といいます。
彼氏のアドバイスとは、こんな具合です。
「俺は黒のミニスカートが好きだ」「髪はショートが似合う」「ゴルフの時に厚化粧するな」「ウエイターさんに親切に」「手紙の宛名は…」
ちょっとうるさすぎないか、と私など思いますが、そこが最大の魅力なんだそうです。
女は、いつも的確なアドバイスで、自分を導いてくれる人に、惹かれるものです。
開店したばかりの頃、私は、ホステスさんに遠慮して、言いたいことの半分も言えませんでした。どんどん引き抜かれたのもこの頃です。
他店と日給の額だけで勝負しては、店は干上がりますが、女の子たちが動く理由は、決して日給の額だけじゃないことに、気付きました。
ママとしての経験を重ねるにつれ、「女の子の心をつかむのは、親身のアドバイスである」ことが、身にしみます。
いま世間では、巨額のマネーが動く話に、関心が集中しがちですが、たとえ銀座でも、「何もかもがお金で買える」わけではありません。
店の扉とともに、どうか、女の子の心の扉も開けてあげてください。
~以上、夕刊フジBLOG(2005.04.05)より~
私は、"B型女”の心の扉を開けてあげる事はできるのだろうか。
私のアドバイスであの子の背中をそっと押してあげることができたら・・・・・、いいね。