Category: Column

心に響く

天下の銀座のママはこう言うのだそうだ。
 「デキる男は心に響くアドバイスをくれる」
 売れっ子のF子ちゃんの彼氏は、お金も力もあまり無い、平凡なビジネスマンです。どこが良くて付き合っているのかなぁ~、とちょっと不思議に思っていたら、「何でも相談できる人なの。化粧の仕方から、食事のエチケットまで事細かく優しく教えてくれるのよ」といいます。
 彼氏のアドバイスとは、こんな具合です。
 「俺は黒のミニスカートが好きだ」「髪はショートが似合う」「ゴルフの時に厚化粧するな」「ウエイターさんに親切に」「手紙の宛名は…」
 ちょっとうるさすぎないか、と私など思いますが、そこが最大の魅力なんだそうです。
 女は、いつも的確なアドバイスで、自分を導いてくれる人に、惹かれるものです。
 開店したばかりの頃、私は、ホステスさんに遠慮して、言いたいことの半分も言えませんでした。どんどん引き抜かれたのもこの頃です。
 他店と日給の額だけで勝負しては、店は干上がりますが、女の子たちが動く理由は、決して日給の額だけじゃないことに、気付きました。
 ママとしての経験を重ねるにつれ、「女の子の心をつかむのは、親身のアドバイスである」ことが、身にしみます。
 いま世間では、巨額のマネーが動く話に、関心が集中しがちですが、たとえ銀座でも、「何もかもがお金で買える」わけではありません。
 店の扉とともに、どうか、女の子の心の扉も開けてあげてください。
~以上、夕刊フジBLOG(2005.04.05)より~

 私は、"B型女”の心の扉を開けてあげる事はできるのだろうか。
 私のアドバイスであの子の背中をそっと押してあげることができたら・・・・・、いいね。
 

勝負

 仕事・生活・日常・日々坦々と過ごしていると忘れていくものがたくさんある。
 学生の頃はスポーツ・恋愛・勉強・・・とにかく勝負にこだわって生きていた。絶対に負けたくないことばかりがたくさんあった。勝ったり負けたりを繰り返し、でも最後には勝ちたいって。それだけ人とぶつかることは多くあったが、争いあうこと競い合うことで何よりも成長できた。
 世の中うまく渡っていくには、なるべく人とぶつからないようにぶつからないように柔軟に生きていったほうがいいのであろう。だが、何か忘れている。心の底から湧きあがってくるなにか魂をこめられるようなことがしばらくないような気がする。生きてる甲斐がしない。泣いたり笑ったり感動したり傷ついたり・・・喜怒哀楽がない。年齢を重ねるごとに感受性が鈍くなっているのがよくわかる。それはいた仕方がないことなのかもしれない。誰もが私と同じような無機質な想いを抱きながら日々過ごしているとして、それでも夢とロマンをもって生きていたって――――――
 そうだ、俺は勝負をしていない。男だったら勝負し続けるべきだ。男はいつの時代も戦って生きるのだ。自分に克つ。克己もいいが、他人との勝ち負けがはっきりでるスポーツなどをする。やられたら包み込むなんていわないで、やられたらやり返す。本気でぶつかって勝負してからでないとわからないこともある。それでしか味わえないものもある。
 あれこれ考えていたって人生は待ってくれない。お金を貯めることだけに日々追われ、気がついたら病院のベット上でチューブだらけになっていたなんてことにならないためにも、今すぐにでも自らアクションをおこそう。

胸騒ぎ

 最近、ふとよく思うことがある。
 世界中で、大地震・大津波・災害・異常気象・・・・・・・TVでは「今、東京で大地震がおきたら~~~~」的な番組が多数放映され、地震の周期的にも今この瞬間いつ大地震が起きてもおかしくないという。
 動物には、人間にはない危険予測能力が備わっているのであろうか、いや人も以前は持っていた能力を忘れてしまったのであろうか。
 想像もしたくないが、明日自分の命が必ずしもあるとは限らない。今そこにある危機は迫っているのかもしれない。ならば、ますます今この瞬間を大切に生きていくべきである。思いきって何かに挑戦してみよう、でないと・・・・・・・って――――――――――――――――――――
 今の自分は少し悲観的・マイナス思考気味なのかもしれない。人生のあらゆるものが思い通りにならない苛立ち・あせりで臆病になっているのかもしれない。もっと能天気に明るく生きるのがおそらくいいのであろう。
 もう一度、失敗を恐れず・傷つくことを恐れず挑戦してみよう。七転び八起きどころではなく、千転び千一起きだ。その繰り返しが人をタフにしていくはずだ!って言い聞かせている。