人間誰しも持病、ちょっと体の弱い部分を持っていると思う。
ぽくちんの場合、ちょい肺が弱いんぽ♪
自然気胸
1.どんな病気?
自然気胸は、肺に突然穴が開き、空気が胸腔内に漏れて肺が圧迫されて縮んでしまう病気で、突然かなり激しい胸の痛みに襲われ、息苦しさや咳などの症状を伴います。両側の肺に同時に起きれば命に関わることもありますが、そういったケースは少なく、たいていは片側の肺に起きます。また、この病気は20歳前後から30歳くらいまでの、背が高く、やせ型の男性に多くみられます。
2.どうしてなるの?
自然気胸になる人は、もともと肺胞の先に小さくて薄い風船のような弱い袋(ブラ)をもっていて、この袋が何かの拍子で破裂することによって自然気胸が起きるのです。なぜブラができるのか、なぜ破れるのかということはまだはっきりとわかっていません。つまり自然気胸と呼ばれているのは、なんの原因もなく自然に起きるからなのです。しかし気胸の中には、肺気腫や肺線維症、肺結核などの病気が原因で起きる気胸もあり「続発性気胸」と呼び自然気胸と分けています。
3.日常生活改善アドバイス
自然気胸は1970年頃から急激に増え始めましたが、発症の原因と同様に増加の原因もはっきりとはわかっていません。しかし大気汚染や喫煙と密接な関係があるといわれていますので「禁煙」「空気清浄機などを使って部屋の中の空気をできるだけきれいに保つ」ことを心がけましょう。
肺気腫
1.どんな病気?
肺には、何億個もの肺胞がぶどうの房のようについていて、絶えず伸縮を繰り返しながら空気の出し入れをしています。この肺胞を包むように微少な血管が張り巡らされ、呼吸で吸い込んだ新鮮な空気から血液中に酸素を取り込み、いらなくなった二酸化炭素と入れかえるというガス交換が行われています。
肺気腫とは、肺胞の細胞が壊れて弾力性がなくなり、小さな肺胞がどんどん膨れて肺胞どうしの境界線がしだいになくなり、隣り合った肺胞がどんどん合わさっていき、いずれ大きな気腔を形成し、ガス交換ができにくくなる病気です。
症状は、息切れ、呼吸困難で、入浴中や労作時に強まる傾向がまず最初に現れ、咳、痰、むくみ、頭痛のほか、バチ状指やチアノーゼが現れることもあります。病状が進むと、胸の周囲が樽状に広がって、口をすぼめてゆっくりと息をするようになります。
2.どうしてなるの?
肺気腫は、肺組織の老化や慢性の気管支炎、そして大きな影響があると考えられる喫煙と大気汚染の継続的な刺激などが複雑に絡み合い、何十年もかかって病巣が形成され、肺胞の細胞が破壊され続けられます。肺組織の老化が始まる40歳代、50歳代のころにようやく発症すると考えられています。
3.生活習慣改善アドバイス
● 換気をよくし、室内の空気を清潔に保つ
● 喫煙者はまずたばこをやめる(職場や家庭に喫煙者がいる場合は、空気清浄機をつけるなどの工夫する)
~財団法人 社会保険健康事業財団HPより~
Leave a Reply